カーブ

最終更新日 2004/08/19

取得難易度:★★☆☆☆ 制球力:★★★☆☆ 負担度:★★☆☆☆ 球種タイプ:緩急の使い分け 総合評価:★★★☆☆

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これから始まった変化球
カーブは変化球の基本で、野球経験のない人でも割と簡単に曲がるメジャーな変化球。
マスターも結構簡単で、タイミングをずらしたり、空振りも取れたりする万能な変化球。ぜひマスターするべし。
緩急のつけられるピッチングが可能になるので、変化球の基本どころかストレートとカーブがピッチングの基本となっている。

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中指と人差し指の指先を縫い目にかける
スライダーとよくにた握りではあるが、違いとしては指先に縫い目をかけるということではないだろうか。
スライダーは抜かずに、切って投げるボールなので縫い目にはできるだけ多く指がかかっていたほうが回転がかかりやすい。
しかしカーブは抜いて投げる球種。べったりと縫い目に指をくっつけていてはボールの抜けが悪くなる。
ポイントは中指と人差し指の指先を縫い目にかけるということ。
また、親指は曲げるといったこともよく聞くが、意識的に強く曲げるのではなく、ナチュラルに浅く曲げることがポイント。
親指の曲げすぎは力のはいりすぎにつながる。ちなみに下の写真は親指が曲がりすぎ。軽く曲げる程度でよい。
「親指は曲げろ」の教えの源
昔は「親指は曲げろ」、今は「ナチュラルに曲げろ」。微妙な違いですが、その微妙な違いは、投げ方に大きな違いを表しています。
昔、カーブは手首を捻り、親指をはじく(勢いよく伸ばす)ようにして回転をかけろといわれていた。いまだにその説明をしている本さえもある。
しかし実際に、その方法は回転がかかりにくい上に負担も大きく、あまりいい方法ではない。
現在、理想的なカーブとして「抜く」カーブがその1つにある。「抜く」カーブは手首も捻らず、親指も弾かない。
だから親指の必要以上の曲げることは無意味である。むしろ、上に書いたように必要以上に力んでしまう。
なので、「抜く」カーブを投げる人は、親指は必要以上曲げなくてもよいのだ。

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中指、人差し指の指先を縫い目にしっかりかける。親指は曲げすぎない。これが抜くカーブの基本

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「抜く」は理論ではなく感覚
カーブのリリースは何度も言っているように、「抜く」が理想的。よくある質問に、「『抜く』というイメージがわかりません」ってのがあるが、
どう答えたって明確には「抜く」のイメージやコツは伝わらない。そういうものなのである。
「抜く」というのは理論ではなく感覚の問題であるから。自分で感覚をつかまなければいいカーブは投げられない、そう思う。
しかし、難しいことはないはずである。素人のれっどでもカーブを数日練習しただけで「抜く」の感覚はつかめたのである。
しかし、「抜く」という種類は多数。れっどが知っている&投げられるカーブのリリースは4〜5種類ほど存在する。
小指側先行でそのまま抜くのもあれば、手の甲が捕手を向いた状態から投げるもの、手のひらを正面に向けたまま投げるなど・・・
いろいろなバリエーションがあるから、その人その人にあいやすく、投げやすいのがカーブかもしれない。

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遅くて曲がり落ちる
右投げならば左下に曲がり落ちる。一般的には抜いたカーブが主流で、ある程度までなら、球速が遅いほどよく曲がる。
カーブ1種類でも、緩急をつけると非常に有効となるので覚えておいて損はなし。(参照

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いいカーブは打者手前で強くブレーキし、浮き上がったかのような感覚を受ける

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最近のカーブはこんな感じの回転が一般的。もはやジャイロ回転が中心の変化球であるといえる。

カーブは子沢山!?
変化球の基本とも言われるカーブですが、一口にカーブといっても多くの種類があります。スローカーブやブレーキカーブ、ナックルカーブ、
ドロップカーブ、宜野座カーブは当サイトでも取り上げましたが、他にも数え切れないほどのカーブがあります。
たとえばパワーカーブというものがあります。
パワーカーブとはスピード、球威があり、急にグイッと大きく曲がるカーブのことを言います。近鉄のパウエルなどのカーブはコレにあたります。
特にパウエルはストレートとカーブの見分けがつきにくいのでさらに有効です。TV中継で観ていても変化するまで球種が何かわからないぐらいです。

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